重要な大工

宮大工とは、神社や仏閣の建築や補修を行う大工の事をいいます。宮大工は木組みを初めとする特殊な技術を要する為専門性が高いのが特徴です。宮大工の平均的な年収をご紹介します。見習いですと350万円から400万円ほどで、一人前になると600万円が相場のようです。中でも得に技術の高い宮大工は年収1千万を超す人もいるようです。一年を通して仕事を請け負えれば問題はないのですが、神社仏閣は新築工事というものがほとんど無く、補修を主としているので、1年中仕事を受注できるとは限らないのものです。ですので、安定した収入を得る為に、宮大工としての受注がない時には、一般的な大工仕事も請け負っている人が多くみられるようです。

宮大工は特別な資格を要するわけではありません。技術は徒弟制度という形で師匠から弟子へと伝えられていきます。昔は数百人いたとされていますが、現在は百人に満たない人数しかいないと言われています。神社仏閣は、長い年月の間どんな天候に耐えなければなりません。また地震大国でもある日本は地震に耐えられる建築物を作らなくてはなりません。宮大工は釘などをほとんど使わずに建てます。釘を使わず、木組みをした方が地震災害などに耐えられる耐震性を持つからです。また、礎石という石を土台にしその上に柱を立て建築物を建てています。こうすることで地震の揺れに対する反発を抑えることが出来るほか、湿気から木材が腐食していくのを防ぐことが出来ます。一般住宅では見る事のできない技、それを要するのが宮大工であり、伝統的な建築物を護り伝えていく重要な役割を担っています。